「ジャストイン組立式水路」は、構造がとってもシンプル。まず陸上で組み上げてから一気に設置を行います。例えば、水路100mの場合、5名による施工なら約2日間で完了。時間をロスすることなく、すぐに本工事をスタートできます。もちろん、解体時も手間がかからずスピーディーに!
ハガネ材・メッキ仕上げの材料を使用するため、軽量でありながら高い強度を誇る「ジャストイン組立式水路」。耐久性にも優れ、1度設置すれば基本的にはメンテナンスの必要がない点も大きなメリット。勾配・水深などの条件を確認して現場の構造計算を行い、安全に使用できるよう設置します。
ほとんどメンテナンスがいらない、ハガネ材(メッキ仕上げ)
破れない!補修工事も不要!
河川の勾配が利用できれば、ポンプ使用時よりトータルコストダウンが可能。
●耐久性に優れ、破損しないので、現場内への水の流入が無く安心安全である。
●産廃処分が少ない為、環境汚染物質の一つであるCO₂が出ない。
大容量にもかかわらず、「ジャストイン組立式水路」は折りたたむと大変コンパクトになり、輸送も収納もラクラク。4t車の場合、約30m分の水路を積載。11tユニック車なら、約100m分の水路を運搬できる計算になります。輸送コストと移動に要する時間を大幅に軽減できます。
工事終了後に廃材がほとんど出ないため(処分しなければならないのは止水用のパッキンのみ)、廃材産廃処理に要するコストの負担が大幅に軽減されます。もちろん、ゴミを残すことがないので、自然環境への配慮という視点でも“優等生”の水路といえます。
通常の汚濁防止槽に比べて大容量の「ジャストイン汚濁防止槽」は、ろ過沈降を速やかに促進、水の汚れを効率的に落とす水槽として機能。また、自然環境に近い水路=河川を遡上する魚の“道”としての利用も可能。自然界の営みを乱すことなく、魚類に被害を与えずに水替工事を行います。
原水の汚れから必要な容積を算出して「ジャストイン汚濁防止槽」を設置。水路+ろ過シートの組合せにより、濁度を効率的に落としていきます。自然の流れでは落としきれない浮遊物も取り除き、本格的な濁水処理を行います。
本格的な濁水処理をご希望の場合は
河川工事を行う場合、配慮しなければならないのが自然界の営み。「ジャストイン組立式水路」を利用して仮設の魚道を設けることにより、工事中も河川を遡上する魚類(サケ・マス・シシャモ等)の遡上が可能となります。
「ジャストイン組立式水路」の大きな特徴の1つが、設置場所の条件を選ばずに対応する優れた柔軟性。縦横変化点のある場所や法面などに自在にフィット、様々な場所でそれぞれのニーズに合わせて利用が可能です。勾配、曲線、狭い場所など、現場の諸条件を総合的に判断して設置を行います。
法面にも水路の設置が可能。軽量でコンパクトな「ジャストイン組立式水路」だから実現できるアイデアです。
橋梁直下にも水路を敷設できます。軽くてコンパクトなため、組立てた後に行う橋の下への移動もスムーズ。
気象条件により、想定より流量が多い場合も……そんな「まさか」のケースに備えて水路のかさ上げも可能
水路の外部に作業スペースがないケースを想定し、水路の内部からも連結作業が可能な設計となっています。
「仮設水路=迂回」という固定観念はもう不要です。「ジャストイン組立式水路」は河道内の設置もOK!
軽量ですが耐久性には自信あり。流水の影響をうけることなく止水するので、水漏れの心配がありません。
水路の設置は基本的にどんな場所でもOK!地形に応じて柔軟に調整を行い、ムリなく安全に設置します。勾配が一定ではなくても、屈曲点で水路の接合部を調整してどのような縦横変化点にも対応したり、平面的な曲り角度にも自由にアジャストさせたりするなど、それぞれ現場の条件に合わせて水路を設置することが可能です。